
はてなの本 (NET TRAVELLERS 200Xシリーズ)
- 作者: 田口和裕,松永英明,上ノ郷谷太一
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2004/09/09
- メディア: 単行本
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先日読み始めた本だが、ようやく読み終わった。
SIDE:AとBに分けられ、SIDE:Aははてなの使い方についてSIDE:Bは近藤氏のコメントも入ったはてなの醍醐味が書かれている。SIDE:Aは左からSIDE:Bは右から読むスタイルとなっている。
もともとブログを探していた中、偶々はてなのブログを選んだのだが、そもそも「はてな」のサイトについて全く知識がなかったのだ。
そこで、少し勉強も兼ねて購入した本なのだが、はてなが出来るまでの歴史や近藤氏の意思が伝わってくる内容が書かれている。
- SIDE:A
いわゆるはてなサイトの使い方、オペレーション的な事なのでブログにに対する知識やカスタマイズを行うには意味のあるものだろう。はてなアンテナはまだ使ったことがないが、便利そうなのでそろそろ利用してみようと思う。
- SIDE:B
あまり期待していなかったので京都の行き帰りの新幹線で読もうとしていたのだが結局、SIDE:Aよりも内容が面白く見入ってしまった。
興味があったのは検索システムの近藤氏の発想だ。
キーワードへのリンクはもちろん、同じキーワードを含む、おとなり日記の発想も面白いと思った。
仕事がら検索システムを検討することがあり、同じように、納豆ビュー*1というのを参考にしたことがある
あるものAとあるものBからあるものCという探し出したいものを導く場合にそれぞれの関係から類似したものや(アルゴリズムによるが)、繋がっているものから探し出す方法である。
納豆ビューはその相関図と言っても良いだろう。
何気ない自分の世界だったものが、気が付くと他の世界と繋がっている。
この妙に変な違和感を感じつつも、嫌な気持ちにならない不思議な感覚は「はてな」の世界ならではだろう。
*1:http://pitecan.com/presentations/DEWS98/slide/page44.html
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