活性酸素

長生きをするために何をすれば良いか?
なんてことを考えたことはあるが、何をすればいいかなんて調べていなかった。
で、今回調べたのが、活性酸素の話。

活性酸素は本来、体内に侵入した細菌やウイルスなどの敵からの攻撃からカラダを守るために、白血球がつくりだす物質。
活性酸素により、ひとつの細胞がサビると、その細胞は次々にまわりの細胞を酸化させていきます。
生活習慣病の90%が活性酸素が原因ということがわかってきました。

スカベンジャー(Scavenger)は身体の中で生じた廃棄物でもある活性酸素を、無害なものに変える働きをします。
体内で作られる酵素と、体外から摂り入れる物質の2種類があります。
体内でつくる酵素はSOD(スーパーオキシドディスムターゼ)、カタラーゼ、グルタチオンなど
20歳代をピークにしてスカベンジャーを体内で作る能力は徐々に低下してしまいます。
この3つの抗酸化酵素は、たんぱく質やミネラル(亜鉛、鉄、銅、セレニウム、マンガン)などを原料にしてつくられられます。

【活性酸素はどんな時に過剰発生するか】
○激しい運動をした時
○細菌やウイルスに感染した時
○強いストレス状態にある、その状態が続いている時
○紫外線や排気ガスなど大気汚染にさらされている
○食品添加物を摂取
ダイオキシン、電磁波などの環境要因
○喫煙、肥満など

【活性酸素を消去させるために役立つ食べ物】

■抗酸化ビタミン
人間は、動物や植物と違い、この抗酸化ビタミンを体内で合成することができないので、普段の食事から十分に摂取する必要があります。
●ビタミンC
血液中などの水分の多い場所で強い抗酸化力を持ちます。レモン、いちごなどの果物、緑黄色野菜に多く含まれます。

●ビタミンE
脂溶性のビタミンEは、若返りのビタミンとも呼ばれています。酸化されやすい不飽和脂肪酸でできている細胞膜に存在し、その酸化を防ぎます。ごま、うなぎ、ピーナッツなどに多く含まれています。

●カロチノイド(ビタミンA)
特に緑黄色野菜などに多く含まれ、植物などに含まれる色素成分。特に抗酸化力が強いことで注目されているのが、トマトに多く含まれるリコピンです。

■ミネラル
タンパク質とともにミネラルの体内でつくる3つの酵素の原料になります。
亜鉛
酸化されやすい細胞を守る働きがあります。加工食品などは体内から亜鉛を排出したり吸収を阻害する食品添加物を含むものがあり、現代人や子どもは亜鉛不足になりがち。意識して取りたい栄養素です。

●セレン
活性酸素を抑制する抗酸化酵素の合成に必要なミネラル。亜鉛と一緒にとるとより効果的です。イワシ丸干し、シラス干し、小麦胚芽などに多く含まれています。

■ファイトケミカル
主に植物に含まれる苦み,香り、色素などの成分です。
●フロアントシアニジン
ブドウの種子に含まれる成分で。皮膚の成分であるコラーゲンやエラスチンと結合しやすく、活性酸素によるダメージを修復する働きがあります。赤ワインにたっぷり含まれています。

カテキン
緑茶に多く含まれています。最近では、特に脳内で発生した活性酸素を抑える働きがあるといわれています。

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