節分『池上本門寺』

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除災得幸を願う節分追儺式(ついなしき)法要と歳男歳女による豆撒き行事。
数分間だったが、15時から豆まきが始まる。
池上本門寺の豆まきが有名なのは正直、ここ最近知ったこと。
格闘家とゆかりある、お寺なのね。
こうやって、傍から豆まきの光景を見てみると、何か乞いている人のようだ。
結局、福の豆はGetできなかったが、連れと季節の行事に参加することができた。

池上本門寺
http://www.honmonji.or.jp/
池上本門寺は、日本プロレス界の創始者である、故・力道山が眠る土地としても有名
昭和52年に故・ジャンボ鶴田がお墓参りを兼ねて節分会に参加したことから、毎年多くの格闘家が池上本門寺の節分会に参列している。

【開催日時】 2007年2月3日(土) 午後2時法要、3時豆まき
【会  場】 池上本門寺
【お問合せ】 03-3752-2331(代)

『節分吉例歳男・歳女参加予定者』

『節分の由来』
節分とは季節の変わり目である立春、立夏、立秋、立冬の前日のことをいう
しかし、春を迎えるということは新年を迎えるにも等しいぐらい大切な節目だったため、室町時代あたりから節分といえば立春の前日だけをさすようになった。
季節の変わり目には邪気が入りやすいと考えられており、新しい年を迎える前に邪気を払って福を呼び込むために、宮中行事として追儺という行事が行われるようになった。

『鬼について』
「鬼」「おに」という日本語は「陰(おん)」に由来
隠れているこわいものとして「隠人(おんにん)」が変化したという説
十二支の丑というのも陰陽でいうと陰になり、鬼が住むのは鬼門である丑寅の方角なので、鬼は牛(丑)の角と虎(寅)の牙を持ち、虎の皮のふんどしをしている。

『豆まきについて』
大豆には霊的な力が宿ると信じられており、昔から神様への供え物として使われている
昔々、京都鞍馬山に鬼が出たとき、毘沙門天のお告げによって大豆を鬼の目に投げつけて退治したという話があり、魔の目(魔目=まめ)に豆を投げつけて魔を滅する(魔滅=まめ)にも通じる。

豆まきに用いられる豆は炒り豆でなくてはいけない。
これは、生の豆を使って拾い忘れたものから芽が出てしまうと縁起が悪いとされているから。
「炒る」が「射る」にも通じる。

北海道、東北、信越地方ではおよそ8割以上の方が落花生を使っているらしい。
伝統的な大豆から落花生に変化したのは「昭和30年代、北海道から」(全国落花生協会)
・落花生は殻付きのままで撒く
・撒いた落花生を拾い集めて食べる

「雪の中でも落花生なら拾いやすい」「食べ物が粗末にならない」「大豆は夏の豆だが、落花生は秋冬の豆。カロリーも高いので寒い地域で好まれる」などの理由から落花生を撒くようになり、それが雪の多い東北や信越地方にも広がっていったようだ。

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